川越城本丸御殿、時代に合うあり方模索中?

川越城本丸御殿


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もう2週間以上前になるけれど、日本100名城再訪の2城目として、川越に行ってきました。

雨がしとしと。とはいえコートというには少し早い気もして、肌寒い中での訪問になったとさ…。

鉄道集まる交通の要衝

休みの平日。例によって起きたのは午後…。

川越は交通の要衝。都内から電車で行こうとすると、JR埼京線か東武東上線か西武新宿線かを使うことになります。

川越城本丸御殿の最寄り駅は、いちおう西武の本川越駅。

Google先生に尋ね、池袋経由で東武東上線を選択。池袋から川越駅まで、急行で30分。

小江戸・川越、歴史のまち

関東では鎌倉、日光の次に文化財が多いのが川越なんだそうで。歴史的風致の維持計画は国からも認定されています

平安末期に秩父氏が河越館に入って河越氏を名乗るようになり、鎌倉への街道も整備されました。

御家人・河越氏は南北朝時代、新田義貞に付いて鎌倉幕府を倒す戦いで貢献。足利尊氏にも認められ相模守護となったが、関東管領・上杉憲顕によって滅亡。

その後、長禄元(1457)年に扇谷(おうぎがやつ)上杉家の上杉持朝の命を受けて太田道真・太田道灌父子らが築城したのが川越城。

いまも江戸期の風情を残し、「小江戸」といえば川越の代名詞になっています。

時間ギリギリ、16時半までに入館

さて、到着したころにはもう16時前。入館は16時半まで。今回もギリギリ…。

東口からタクシーで現地に向かいます。そこそこ遠い。15分・2300円ほどで到着。

本丸御殿の入り口は唐破風屋根。わかりにくいが、雨がけっこう降っている

雨に濡れながら写真を撮りつつ、時計をみたらもう16:20。入館しなければ!

東日本唯一の本丸御殿遺構

埼玉県指定有形文化財に指定されている川越城本丸御殿。基本的な利用案内は以下の通りです。

  • 開館時間 9時~17時(入館は16時半まで)
  • 休館日  月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、12月29日~1月3日、第4金曜日(祝日除く)
  • 入館料  一般100円、大学生・高校生50円(20人以上の団体は80円・40円)

靴を脱ぎ入り口を入ると左手に料金所(?)があります。

出ました、埼玉県民の日

さて、なぜこの日(11月14日)に雨の中わざわざ出てきたかというと、お察しの通り…

入り口を入って正面、広間の前に「無料」のご案内

100円トクしたーーーーーーー!!

せっかく書いたので活用したかった、というのが大きな要因の一つ。

無料という言葉になぜ僕はこれほど釣られるようになったのか、と最近よく思うw

でもやっぱり、普段あまり来る機会がなかったような感じの人々もいたようでした。

こちらの親子連れも100名城スタンプに興味津々のご様子

御殿を公開しているところにありがちだけど、特に何の変哲もない部屋でしかないとみられがちなところには年表や発掘資料などを置いておくパターン。

ここ川越城には日本100名城スタンプの紹介もありました。

江戸期の整備で広く大きく

徳川家康が江戸城に入ると、川越には重臣・酒井重忠が配置されました。重忠は雅楽頭(うたのかみ)酒井家の祖となり、子の忠世は厩橋(前橋)藩主・老中・大老を務めます。その子孫、前橋藩9代藩主の忠恭は姫路に移封となり、以降幕末まで姫路藩主の家に。

川越はその後、老中・堀田正盛の時代を経て、寛永16(1639)年に島原の乱の鎮圧が評価された大河内松平家の松平信綱が同じ武蔵国の忍藩から加増を伴って移ってきました。

この松平信綱が川越城を大改築。5郭・3櫓・8門を新築し、城は倍の大きさになったとのこと。

空撮写真に重ねると、城郭の大きさがよくわかる

空撮写真に重ねると、城郭の大きさがよくわかる

この頃の川越城の御殿は、将軍が鷹狩などで訪れた際に使う「御成御殿」だったようで、これは1700年ごろまでにはもう解体されてなくなっていたとされています。

二の丸に城主御殿が建てられていましたが、弘化3(1846)年に焼失。再建にあたって、空き地になっていた本丸が選ばれ、嘉永元(1848)年にこの本丸御殿が造られました。

御殿の広間は36畳。来客が城主を待つのに使った部屋だとされています。

南側の杉戸の絵は地元の名主・舩津蘭山(ふなつ・らんざん)の手になるものだとか。

朝日に松、しゃれた建具はさすが親藩

朝日に松、広間のしゃれた杉戸はさすが親藩といったところ

というわけで、閉館までの正味30分で御殿をぐるっと一周。

改めて、再スタートして2つ目のスタンプを押します。

川越城のスタンプは本丸御殿でラクラクゲット

2019年2月22日

そして御殿から退出。雨だ…。

川越城といえば「富士見櫓」だけど、きょうは勘弁してつかぁさい…。晴れた日にまた来るよw

川越城の寸評、謹んで

駅からはちょっと距離があるけど、町並みもなかなか乙なもの。

関東民は当然「近い」という印象を持つけど、新幹線なんかで来るとするとやや不便かも?

とはいえ、御殿についてはさすがの内容で、お子様の社会科見学には高級すぎるくらい。

美術館なんかもついでに行ける余裕があるならば、また一段と楽しめるはず。

ただ、都市化が進みすぎたのか、縄張的なものはちょっとぼやけ気味になっており、そこらへんは残念に思う人もいるかも。

川越観光のメインというよりは、興味がある人が足を運ぶところって感じがする。

19・川越城
★★★☆☆ 警戒すべきは雨と夜、急ぎ駆け込め川越城

県民の日割引と雨の影響を天秤にかけた結果、若干辛めかもw

こんな方にオススメ

  • 「きょうは1日川越観光、ついでに観るとこありますか?」という人
  • とりあえず関東人だしそれなりに歴史を知っときたい、という人
  • 「太田道灌? あれだろ、江戸城つくっただけの人」と思ってる人

こんな方々にオススメです、はい。

「地元感」はかなり強い

宅地化が相当進んでいるので、野球少年や買い物おばちゃんなんかが多く、(特に御殿近辺は)観光地っぽくないところがある。

まぁ、それもいいところなのかもしれないけど、「いざ観光!」って意気込んで行くとちょっと違うかもw

新宿や池袋(あと大宮)まですぐ戻れるのも近場の利点ではある。

おまけ:中庭にトンデモアート

写真を撮りつつ御殿内をまわっていると、中庭にいきなり妙なものが…。

これは一体なんなんだ…としばらく考えてしまった

よく理解できないまま進むと、その先に看板が置いてあった。

それによると、市の文化事業でアートの展示場所を貸しているとのこと。

…先に言ってよーーーー!

まぁ、二の丸跡は川越市立博物館川越市立美術館に転用されてるし、一体のものと捉えれば理解できないこともない…かな…?

けっこう違和感あるけどね!

帰り道は寒さに震えながらの散策となったのでした。

川越の時の鐘

雨の小江戸・川越は甘酒+まんじゅうであたたかに

2017年12月6日

きょうはここまで。

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ABOUTこの記事をかいた人

1987年、東京生まれ。コンプリート寸前だった「日本100名城」、30歳にして最初から巡りなおすことに。マスコミで働くかたわら、休みの日にお出かけするのが趣味。いちおう「現場主義」。