二条城は大政奉還の現場、150周年を前面に

二条城


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昨年の11月に訪れた二条城。ずっと書けずにいたけれど、2カ月以上経ってようやく記事化に着手できた…。

日本100名城再訪の3城目。訪れたのはたぶん4回目くらいだろうか。

前回訪れた時とはいくぶん様子が変わっているところもあった。

二条城とは

現存するものは、徳川家康が1603年(慶長8年)に江戸幕府の京都拠点として建設した。

完成した1603年に家康の将軍就任祝賀が催され、1867年に徳川慶喜によって大政奉還が諮られた。

両方の現場となったここ二条城は、「江戸幕府が始まり、終わった場所」と形容される。

1884年(明治17年)に当時の宮内省の所管となり「二条離宮」に改称、1939年(昭和14年)に京都市に下賜され「元離宮二条城」となり、今に至る。

地下鉄の駅がすぐ近く

場所についてはあまり説明する必要がないくらい有名かもしれないけど、いちおう基礎データとして。

京都市営地下鉄東西線の二条城前駅を出てすぐのところにある。入り口まではだいたい徒歩5分程度。

京都駅からであれば、地下鉄烏丸線で烏丸御池駅まで行き、東西線に乗り換えて1駅だ。乗り換え込みでも二条城前まで15分はかからない。

二条城前駅

地下鉄の二条城前駅、1番出口を出ると目の前に二条城が

このほか、JR山陰本線の二条駅から歩いていくこともできる。だいたい徒歩15分といったところ。

バスを駆使できる京都上級者の方は、それを使ってももちろんOK。京都駅からなら9、50、101系統で乗り換えなし、所要時間はだいたい15分。

100名城のなかでもトップクラスのアクセスの良さだ。まぁ、当然といえば当然だけど…。

世界遺産(の一部)だぞ!

二条城は1994年に「古都京都の文化財」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録された。

西本願寺や金閣・銀閣寺などとまとめての登録になっている。

城内全体が国の史跡に、二の丸御殿が国宝に、二の丸庭園は特別名勝に指定され、その他重要文化財になっているものも多くある。

そのため、修学旅行での定番になっている(僕も中学のとき初めて来た)ほか、最近では訪日外国人客がかなり増えているようだ。

いざ入城!

今回は前日名古屋に泊まっていたので、新幹線で京都まで。地下鉄を乗り継ぎ、10時ごろ到着した。

かなり久々(7年ぶりくらい?)ということもあり、そこそこワクワクしながら現地に向かった。

入場料は大人600円、16時まで入れる

入場料は大人600円、中高生は350円、小学生が200円だ。

前払いのチケット方式で、入口に有人窓口2つと券売機4台がある。

「開城時間」は午前8時45分から午後5時まで、入場は午後4時までだ。

二条城の券売機

二条城のチケット売り場は全部で6つ。日曜だったが、混雑はしていない

なお、12月26日から1月4日と、1月・7月・8月・12月の毎週火曜日(休祝日の場合は翌日)はお休みなのでご注意を!

2017年は大政奉還150周年

わかりやすい城内マップは公式サイトにありますよ。こちらを見ながらどうぞ。

さて、入口は東大手門。これ自体がもう重文、2017年に修復が完了した。前回来たときはこんなに金ピカではなかったw

東大手門

二条城の顔ともいえる東大手門。大政奉還150周年をアピールしている

東大手門をくぐると、駅から来るときに見えた東南隅櫓が目の前に。これも重文で、東大手門と同様、2017年3月に修復が完了したものだ。

東南隅櫓

城好きのおじさんや訪日客が興味津々のご様子

ここを振り返った後方にあるのが二の丸御殿の唐門。これもまた重文だ。

二の丸御殿唐門

二の丸御殿の唐門は二条城観光の目玉のひとつと言っていい

1867年にいわゆる大政奉還が成ってから150年。日本で育ったなら誰もが教科書で見たはずの「将軍に対して大勢の人が『ははーっ』って頭下げてる絵」の現場が二条城の二の丸御殿だ。

二の丸御殿は国宝です

唐門をくぐると、二の丸御殿の建物が。御殿前の広場では催し物が開かれることがあるようだ。

この日はたまたま「二条城まつり2017」のイベントがある日で、楽器演奏のリハーサルを行っていた。

二の丸御殿

国宝・二の丸御殿。建物内は撮影が禁じられている

二の丸御殿は全部で6棟からなっており(そのすべてが国宝指定)、それぞれが廊下でつながっている。

「大政奉還の現場」は奥のほうにある「黒書院」だ。

二の丸庭園を抜けて本丸へ

二の丸御殿は二条城の「メインディッシュ」だが、その庭も負けていない。

小堀遠州の代表作のひとつで、国の特別名勝でもある。

二の丸庭園

きれいだなぁ、とは思うけど「どこがどうだ」というマニアックな説明はできない…

よくわからないのでWikipediaベースでざっくりいうと、

桃山様式の池泉回遊式庭園で、池には3つの島がある。もっとも大きい蓬莱島があり、その北に亀島、南に鶴島がある。亀島は亀の形に、鶴島は鶴の形に石が組まれている。蓬莱島は亀島と共に見えるアングルからは鶴の形に、鶴島と共に見えるアングルからは亀の形に石が組まれていて、常に鶴亀の一組を表現する趣向となっている

とにかく、庭好きをうならせる特徴ある庭園らしいということはわかったw

ここを抜け、本丸櫓門をくぐっていく。

本丸櫓門

本丸櫓門、これも言うまでもなく重文である

本丸御殿には入れない

本丸の奥には天守閣跡がある。5層の天守だったそうだが、1700年代に落雷や火事で失われた。この急な石段を少しのぼると、本丸が見渡せる。

天守閣跡から

正面右に見えるのが本丸御殿御常御殿(おつねごてん)だ。もちろん重文

現在ある本丸御殿は、京都御苑にあった旧桂宮邸の御殿を移築したもの。耐震性不足がわかり、10年ほど前から内部の公開を中止している。

ぐるっと回ってスタンプポン!

というわけで、一通り城内を見学し、北側の清流園を通って再び東大手門方面へ。

スタンプは出口近くの無料休憩所内に置いてある。

無料休憩所

高級ご当地ソフトをやたらと推してくるのがやや気になるところではある

無料休憩所はなかなかの混雑

引き戸を開けて中に入ると、たくさんの人!

お土産や飲食物も売られている、ちゃんとした施設だ。

真ん中あたりの割と目立つ場所に日本100名城スタンプがある。他の来場記念スタンプなどと同じ場所だ。

二条城スタンプ

二条城のスタンプは53番、色は青だ

ここはインクにつけて押す方式。シャチハタタイプではない。

シャチハタタイプは濃く出てにじむ恐れがあるが、インクタイプは逆に薄く出てしまいやすいので注意。

けっこう多めかな?ってくらいインクをつけて、それなりに強く・長く押すのがコツといえばコツ。

(前回来たとき押した二条城のスタンプは薄すぎてもはや見えなくなっていた…)

…ぐっ!と押して( ´∀`)bグッ!

100名城再訪、3/100。道のりなお遠く。

一口城主制度、あります

スタンプもゲットし、意気揚々と出口に向かうと、東大手門の手前にお姉さんのいる小屋が。

一口城主募金のブースだった。

一口城主募金

200円で「缶バッチ」がひとつもらえる

200円で「缶バッチ」ひとつ。1000円でクリアファイルやステッカーも選べてふたつもらえる。

1万円で年間フリーパス(入城証)、10万円で10年有効の入城証(!)、さらに飾り扇子や感謝状がつく。

なるほど、年間17回来ればもとがとれるというわけか。

…そういう趣旨じゃないねw

集まった募金は城の補修に使われるとのこと。もちろん寄附税制の対象。

興味のある方は特設サイトへどうぞ!

恐れ多くも二条城の寸評

なんというか…。二条城は、ふつうに観に来るべきところのような気がするw

というより、だいたいの日本人は一度は来たことがあるのではないかと思うレベル。

最近はやっぱり外国人が多いようだけど、来たことのない人はぜひ来てください。

現在の日本を形づくるスタート地点になった歴史の舞台、これ以上の説明は特にいらないような気がする…w

53・二条城
★★★★★ 京都来たなら一度はおいで、でなきゃ「国賊」? 二条城

なんだか個人的に思い入れがあるようで、非常に甘いですw

こんな方にオススメ

  • 「二条城? あー、聞いたことあるわ。行ったことないけど」という人
  • 人生で初めて京都に来ました、という人
  • 世界遺産なんて自分には縁がないよ、と思ってる人

こんな方々にオススメです、はい。

何としてもコースにねじ込むべき

京都観光といえば寺社が中心になりがちだけど(いや、もちろんそれも大切だとは思う)、京都御所と二条城もぜひ!

幸い交通の便はとても良いので、到着早々でも帰る直前でも、お気軽にどうぞ!

城マニアでない人(僕もそう)にもとっつきやすくて、有意義な訪問になること請け合い!

おまけ:使えない南門

さて、城から出た後はJR二条駅まで歩こうと城の南辺を西へ。

歩いていると、右手に門が見えたのだが…。

二条城南門

この門、どうやって入るんですか…?

堀を隔てた向こうに門。

これ、意味ある…?

と思ったのだけど、実はそれなりの理由があるということをさっき調べて知ったw

この門は大正天皇の即位式が京都御所で行われた際、その饗応を二条城で行うために造られたものなんだそうな。

他にもそのために造ったものがいろいろあったようだけど現存せず、この南門だけがなぜかそのまま残されたということらしい。

まぁ、あって害があるもんじゃなし、壊すのもなんだかムダ感あるもんねw

きょうはここまで。

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ABOUTこの記事をかいた人

1987年、東京生まれ。コンプリート寸前だった「日本100名城」、30歳にして最初から巡りなおすことに。マスコミで働くかたわら、休みの日にお出かけするのが趣味。いちおう「現場主義」。